さすらいのアングラー サバイバル編 11月3日

湿原を網の目のように蛇行して流れる川には、多くのドラマが待ち構えています。
おもわぬ大物と出会うこともあれば、1日かけても魚とめぐり合わないこともあります。
写真のポイントはここで竿をだせば必ず何かが釣れるポイントです。
川幅はわずか4メートルたらずですが水深は深く、両岸とも深くえぐれ草におおわれ
大物が潜むには最高の条件を満たしています。
土曜日曜の休日には釣り人の絶えない川ですが、平日ともなれば自分ひとりきり
思う存分つり放題ですが、今日はちょっと心細い。
というのは・・・・・・・・。 熊。 まわりを見渡すとクマの ○ンがいっぱい。
いつものとおりクマ避けの鈴をいっぱいぶらさげてジャラジャラガラガラしていますが
かえってこの音にクマが興味をしめして寄ってきたらどうしよう。 なんて考えてました。
そして、近くに自衛隊の演習場があり大砲の音がときおり 「ド~ン ド~ン」と聞こえます。
さらに、今はエゾシカ猟が解禁となりハンターがエゾシカを追いまわし 「パーン パーン」
と乾いたライフル銃の音も聞こえています。
そんななか 期待をこめてポイントにルアーをキャスト!
チャッポンと狙い通りのポイントにルアーは着水。
やや沈めてからリールを巻くと! がががががっ。 きたきたーッ!
この瞬間ですでに大物を確信。 慎重に慎重にリールを巻き魚を引き寄せる。
見えてくるのは白い斑点(アメマス)かそれとも黒い斑点(イトウ)か?
竿をぐいーぐいーさせて浮かび上がったのは

ざんねーん。 白い斑点・・・・・・・・・・。 でも、ちょっと黒っぽいぞこのアメマス。
どうやら産卵後のようです。
「産卵でおつかれのところすいません」と言いながらリリースしました。
今日はこれでおしまい。車までまたクマの○ンだらけの川筋を急ぎ足でもどりましたが!
途中、脇のほうで ガサガサガサーっと動くものが
「ひぇーーークマー」と思ったら、鹿の群れが 「ふーっ。」と思ったけど
ちょっとまて、 この鹿を追ってハンターが来るかも。
「あーお願いだから撃たないで」
急いで車にもどったときには息がきれていました。
by trlkushiro | 2007-11-03 17:04 | えとせとら