かにが食べたい! 7月23日

「次は自分が食われる番かー」と水槽の中で恐怖におびえる毛がにです。
英語ではヘアークラブと言います。そのまんま毛がにです。
タラバガニはほとんどがロシア産ですが、この毛がには北海道の太平洋側が
主な産地。全身に短い毛が生えています。身の質は細い繊維状でどちらかと
いうと上品な味です。ところが甲羅の中のかにみそは濃厚でうまみが凝縮して
います。このかにみそと肩のあたりの身、そして日本酒を甲羅の中でぐるぐる
まぜて火で炙ると日本酒の肴には最高です。

そしてタラバガニ。こちらもガサガサゴソゴソと落ち着きがありません。
国内で流通しているほとんどがロシア産です。釧路や根室
では活タラバをロシアの船が港に水揚げしていましたが、ロシア政府から禁止
の御触れが出たため品薄状態のようです。
タラバガニはわりと深いところに生息しているので200海里規制がなかったころは
北方領土からベーリング海あたりで獲っていましたが、今では日本の船は獲ることが
できません。かに好き日本人の為にロシアの船もいっぱい獲ってくるものですから
資源も減っているようです。昔は足を広げると1メーター20cmくらいで足の直径が
5センチくらいのがいましたが、今はちょっと小ぶりになったようです。
直径5センチの足は1本食べれば結構おなかがふくれました。
タラバガニはでっかい甲羅をもってますがかにみそは空っぽでうまみは全部
身のほうにまわっているようです。<moyan>
by trlkushiro | 2007-07-23 10:46 | おいしいもの情報