さすらいのアングラー 後編 4月23日
気合をこめた第1投はスプーン(金属製の疑似餌)を水中に沈めるため やや上流に
キャスト。すばやく糸ふけ(釣糸のたるみ)を巻き取り、その後ゆっくりとリールを巻く。
魚が反応すればこのへんで魚がついてくるはずだ。 スプーンが不規則な動きをする
ようにロッド(竿)でアクションを加えてゆっくりリールを巻く ゆっくり ゆっくり
ゴン ゴーン おぉー!なにやら手ごたえ さらにゆっくり巻くと
ゴゴーォーン きたきたー! すこしロッドをおくり込んでから会心のアワセ。
竿先がグイーンと2度3度ひきこまれる。 いいぞ!まわりで見ていたギャラリーも
気づいたようでこちらによって来る。リールを巻くが重い 大物か?
ロッドはいいしなりをしているが強烈な引きではない、えてして大物のアメマスは
暴れない。気を緩めずにリールを巻く 水面に魚の影が見えた 色はグレーだ
アメマスか? ところが!

「あはははっ」 「でっけーぇーの」 「はら あかいぞ」 なに この人たち!
リールをさらに巻くと あらわれた・・・・・ 「でっけー ウグイ・・・」
よいしょっと水面から持ち上げる。 本当にでかいウグイでおなかはパンパンで
婚姻色で赤くなってる アカハラと言われる語源だ。

その後、雪辱のアメマス! ただし これまた ちっちぇーの
この日はこれにて退散。大物はまた次回のお楽しみです。 (完)
by trlkushiro | 2007-04-23 11:49 | えとせとら