11年前の今日は東日本大震災でした。
いままでに経験したこともない未曽有の大災害でした。
もうこんなことはそうそうないと思ってましたが、
100年に一度のパンデミック新型コロナウイルスの蔓延は
世界中を巻き込んで今も必死に闘っています。
闘うのに疲弊している矢先に東欧での戦争です。
これは北海道にも多大な影響があります。
釧路は魚の街を自負してますが・・ここ数年どうも調子が悪いんです。
水揚げ量は夏のイワシの大豊漁で量的にはそこそこですが大多数がミール(飼料)にまわり
食卓にあがるのはほんのわずかです。
では食卓にはどんな魚があがるのかというと実際ロシア産やアメリカ産が多いのです。
産地が外国で原魚を輸入して釧路で加工するものが多いので輸入ものか国内ものか
微妙なところですがスーパーとかではロシア産アメリカ産とか表記されています。
かつて200海里規制前は釧路の漁船もカムチャッカ半島沖やアラスカ沖のベーリング海まで
漁に行ってどっさり捕ってきたものですが200海里規制後はあんまり遠くにも行けず
過去は夢物語になってしまいました。しかし釧路沖は世界的にも恵まれた漁場なので
イカやサンマ・サバ・サケなど脂ノリノリの魚が食卓をにぎわしたものです。
ところがここ数年は大不漁が続き、スーパーの魚コーナーは輸入ものがほとんどです。
その輸入ものの大部分をしめるのがロシア産 ぎょぎょぎょ!
さあ このロシア産が入ってこないと・・・。
まずは真っ赤な身が美味しい紅鮭、この魚はほぼ全量がロシア産です。
もっとも冷水を好み温暖化で水温が上がると絶滅も心配されています。
秋に日本の川で産卵するのはシロザケ(秋サケ)です。お腹はイクラがいっぱいです。
ところがここ数年は生まれた川に帰る養殖の優等生だったサケもどこへ行っちゃったのか
帰ってきません。
春5月から7月初めまで道東沿岸で採れるのがトキシラズ。これもシロザケですが
生まれはロシアのほぼアムール川でロシアに帰る途中で捕まってしまうと
このように店頭にならんでみんなニッコリなんですが昨年は大不漁でした。
いっぽうロシアではサケが豊漁だったとか・・。
イクラもそんなわけでここ数年は輸入ものが多くなってきました。
おまけに昨年は道東沿岸で赤潮が大発生してウニがほぼ全滅。
それではロシアから輸入しましょうという事だったけど
それもシャットアウトとなりました。
ロシア産はウニ・サケ・イクラのほかにカニもほぼロシア産でなんとも美味しいものが
そろっています。
そんなわけで釧路が誇る回転すし屋さんでもキンキラキンの皿はさすがに手が出せない
状況が続くのではないかと思いますが・・・・高けりゃ美味しいとは限らず
旬のイワシなんか脂ノリノリで臭みも無くめちゃくちゃ美味しいんです。
今はニシンとサクラマスかな・・これは純国産です!
<moyan>
釧路の魚おいしいよ!なんて言いながら・・・
納豆・オクラ・とろろのネバネバ3兄弟なんかも大好き。
ここにも美味しいものがあるか!
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