ちょっと変だぞ魚事情 6月8日

今年は春から気温が高く、いいかんじで暖かくなりそうだったのにクールビズが
始ったとたんに低温つづきで、今朝の川湯温泉は氷点下の気温でした。
昼間、日差しがあると18度くらいになるのですが、このところの不安定な天気は
めまぐるしく変わり夕方はまたひんやりな釧路です。
さて、釧路は魚の街ですが、ここ数年のお魚事情も不安定な雰囲気なのです。

道東沖は寒流と暖流がぶつかり世界的な好漁場です。近海から沖合いまで
そして漁船の発達により遠洋まで漁場をもとめて足を伸ばしました。
釧路の街は魚の水揚げ日本一にもなるほどの魚の街として発展していきました・・が!
200海里規制以後はだんだん活気がなくなってしまったのも事実なのです。

獲ってばかりじゃいけないので養殖もやってます。
養殖の優等生といえばサケとホタテそしてカキ。順調に商業ベースにのっていましたが
ここ数年はサケが・・・・・・
人口受精して孵化した稚魚たちは生まれた川から海に出て、はるかベーリング海や
アラスカあたりまで旅をして4年経つとちゃんと生まれた川にもどる優等生だったのですが
帰ってこない・・・・・・どこへ行ったんだろう?という状況が3年くらい続いています。
海水温が原因かな?
ここ数年はちょうど帰ってくるころの海水温が高くてサケの定置網に暖かい水を好む
ブリが網に入ってみたりしています。
しばらくぶりに故郷に帰ったつもりが他人が住んでいて・・・おや?降りる駅間違えた?
そんな感じでしょうか。
7月くらいから獲れだすサンマも9月に入ってようやく獲れだし、木枯らしが吹き始める
11月後半くらいまで獲れてみたりでここ数年は様子がおかしい。
その反面、マイワシやサバが豊漁となり魚種交代が始っているようにも見えます。
このマイワシとサバはとびきり脂がのって美味しいですよ。
※魚種交代・・・サンマ・イワシ・サバの生体数がある周期で変わる(みんな大好物)

魚屋さんも獲れるときに獲れないと調子が狂うみたいですね。
釧路でその時獲れている魚ばかりだと色気がなくて(北の魚は地味な色が多い)
消費者の好みに合わせてバリエーションを増やしていますが輸入ものが目立つのも
現実です。

でも、どんぶりに乗っかってしまえば産地はどこだって・・・ですか?
ここにも地元産はいっぱい乗っかっているんですよ!

釧路の回転寿司では「今が旬! 〇〇〇」とか「産地ならではこの価格!」みたいな
POPが店内に張り巡らせてその気にさせます・・・まんまと引っかかりますけどね。
これがまた美味いんだわ。
今のオススメはもちろんトキシラズとサクラマスです!

以前食べたトキシラズのルイベ(サケ類は必ず一旦冷凍してから刺身にします)
普通は背中の部分が出てきますが、よほど大きかったのかハラスの部分です。
それでなくても脂ののったところなのでこれは超美味でした。
食べたことないけどまぼろしのサケ「桂児(ケイジ)」もこんなかんじかなぁ。

庶民はそんなに高級なものは食べられないので庶民の味方ホッケ
でも、このホッケも最近はあまり獲れなくなり値段がじわじわ高くなってきました。
特大サイズは1枚2000円くらいのもあります。

平物カレイ類は値段もそこそこで安定しています。
ババガレイは煮付けの王様いや女王様、地酒にもぴったりです。
だんだんお酒の絵が大きくなったと思ったら・・・・
やっぱり こうなりました。
<moyan>
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by trlkushiro | 2015-06-08 19:15 | えとせとら | Comments(0)