なわばり・そして空き缶ツルはどこへ 4月9日

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本州ではもうストーブは要らないんでしょうね、気温が20度もありますからね。
釧路では今朝もバサバサ雪が降って、やっぱり釧路の春はこうでなくちゃとブツブツ言い
ながら雪かきしてました。釧路市内は雨なのに空港は雪だったんです。
この時期、放っておけばすぐ融けるのはわかっているのですけどね。

そんなよく雪の降る釧路空港近くのタンチョウのつがいです。
このつがいは大変優秀で昨年と一昨年もちゃんと子供を育てあげています。
釧路空港ちかくの農家を中心になわばり(テリトリー)があり、もう牛さんとも仲良しで
エサを勝手にわけてもらっているのでエサには不自由してないようすです。
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天敵もそういないのですが唯一心配なのが交通事故です。
先日も昨年生まれた幼鳥ですが、危うくダンプカーとぶつかりそうになってました。
最近は見かけないので幼鳥はこのつがいに追い払われていると思いますが、
このペアはすぐ道路わきにいるので釧路空港を利用される方はよく見るのではないでしょうか。
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そして、ニュースにもなり「ツルと人の絆 2月23日」でも紹介した。くちばしに空き缶が
ささったツルのその後です。
ここでも紹介したので、お客さんから「どうなった?」とよく聞かれます。
それについて 
鶴居・伊藤サンクチュアリ通信紙「ぴっけるぴっけ」に載ってましたので引用します。
1月31日に鶴見台にてくちばしに何か挟まっているタンチョウがいたというメールが
地元カメラマンからサンクチュアリに届く。
2月5日にサンクチュアリでくちばしに空き缶がささったタンチョウを発見。
右足には『143』という標識リングが付いていた。
このツルは3年前に別海町でスラリー(家畜糞尿発酵タンク)に落ちていた
ところを救出され釧路動物園で治療後に昨冬サンクチュアリで放鳥された個体だった。
すぐに環境省などの関係機関と対策協議を行ったが早急な捕獲は危険ということで
様子をみることに。
発見から2週間後、鶴見台に姿を現すようになり、給餌後『143』が給餌人のうしろを
ついてくるようになる。
一度飼育された経験のあるタンチョウは弱ってくると人に頼ることがあると関係者から
聞き、給餌人に徐々におびきよせてもらい、その距離は日に日に縮まり1~2mほどに
縮まりました。
とうとう捕獲できると思った矢先、翌日からばったり『143』は現れなくなりました。
給餌場のほか、周辺の川や湿地も探したが、現在も『143』はまだみつかっていません。

このへんで<引用>終わります。

過去にもゴミが原因の事故や列車やクルマによる交通事故、電線にぶつかる等の
事故が年間に20~30件もあるそうです。

『143』のくちばしにささった空き缶は相当朽ち欠けてきていましたが、ちょうどフチの
厚い部分が残っているようでした。くちばしの根元のほうだったのでなんとかくちばしは
開くようですが給餌ももう終了しているので自然界でちゃんとエサが採れているのか
ちょっと心配です。

雪が融けて、中央分離帯や植え込みにはゴミがいっぱいあったりしています。
「あ~ここでやったんだ~」とばかりにクルマのバンパーやライトの破片もあります。
タンチョウはリングプルみたいなキラキラ光るものが好きなんです。
ゴミのポイ捨ては厳禁です、
そして事故を起こさないように気をつけましょう。
春の交通安全運動中ですし・・・野生動物にもありがたいのです。
                                   <moyan>
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言っておきますが本業の記事はつまらないので覚悟してください。
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by trlkushiro | 2012-04-09 19:20 | えとせとら | Comments(0)  

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