標茶町郷土資料館 9月24日

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先日の台風はこの辺に澱んでいた夏の空気をふっとばし一気に季節が進んだような
今日このごろです。今日も朝のうちは雨も降っていましたがお昼前からは晴れ間が
ひろがり乾いた風がひんやりとしていました。
さて、きょうは先日の観光地パトロールの続編で標茶町塘路にある標茶町郷土資料館
です。
もうすでに建物自体に趣がありますね。
アーリーアメリカンのような雰囲気もあってタイムスリップしたようなかんじです。
この建物の由来は書くと長くなるので写真でどうぞ。
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字が小さくて読みづらかったですね。
要約すると・・・明治初期に国事犯などの囚人たちが激増したが収容できなくなって
まだ開拓間もない北海道に囚人が送られここに収監されたと・・ようするに刑務所?
明治34年に廃止され、その後は陸軍の施設になりましたが終戦後は学校施設として
使われていました。
(現在の建物は移転復元されたものです)
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復元されたものとはいえ各所にそのまま使用しているんじゃないのと思われるものが
あります。
リフォームの鉄則ですね
「なんということでしょう~」この階段もミシミシいってそれっぽい!
板が曲がってる!
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展示物で目をみはるのは昆虫です。
虫好きにはたまらない種類と数です。もっとも虫が好きな人はそう多くないと思いますが
でもここにはきっと貴重な標本もあるのでしょう。
エゾカオジロトンボとか・・・・。
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資料館となりには「塘路駅逓所」があります。レトロな雰囲気なのでシロクロにして
みました。
(このなつかしいポストは現役なのかなぁ?)
この建物も復元ですが、明治初期は鉄道もなく釧路と標茶の間は釧路川を船で移動
したり馬や徒歩だったようです。
今は車で約1時間ですが当時徒歩だと3日もかかったとか
そのため途中の塘路で馬の提供や荷物の運搬や郵便そして宿泊所にもなっていた
のです。
道路もたいして整備されていなかった頃ですから途中でクマに襲われたり
猛吹雪で遭難しかかったりまさに命がけ、ようやくここにたどり着いたりもしたので
しょうか。

JR釧路湿原ノロッコ号も塘路では2時間ほど滞在できるので日本の歴史からすると
はるかに浅い北海道の歴史ですが開拓時代の人間になりきって見てみませんか?
                                      <moyan>
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by trlkushiro | 2011-09-24 18:15 | えとせとら | Comments(0)  

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