さすらいのアングラー 湿原の釣師編 4月14日

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湿原の雪もすっかり消えて、本格的な釣りシーズンがやってきました。
ここ釧路川も水量は落ち着き、にごりもまずまずで絶好のコンディションです。今の時期は
50センチをこえるアメマスが釣れる時期。この日も平日にもかかわらず何人かの釣り人と
行き会いました。
最初に会った歳はたぶん60歳を越えているでしょうか、顔に刻まれたしわは湿原の釣師と
いったような風貌です。
「おはようございます。 きょうはどうですか?」とお決まりの挨拶。
「・・・・う~ん しぶい。   昨日はここで1本釣ったけどな」
「へぇ~ で、 どうです でかかったんですか?」・・・・と ここまでは普通の人でもわかる会話。
「うむっ  ほらっ あのへんでな ガーンときたのよ てっきり根がかりだと思ってグーンと
 竿あおったら ガガガッていってな ガックンガックンするから グーリグリ巻いたら
 ギーギーいうもんだから ガギッて締めたら もっとガックンガックンいうべやグワ~ンと
 竿でもってってグリグリ巻いてゲットだ。いや~疲れたわ。」 
「・・・・そりゃ ・・・よ・か・っ・た・で・す・ね。 ふぅぅ。」(こっちが疲れたわ)

ガーン、グーン、ガガガ、ガックンガックン、グーリグリギーギー・・・・最後はゲットか。
この人は伝説の釣師 Gさんだ!・・・と勝手にキャラクターがうかびました。(ネタ的にいいぞ)

「それできょうは?」
「きょうはダーメだ、アメリカンプーの奴いるもん」
「アメリカンぷー って 何?」
「ミンクよ ありゃーイタチだべ・・・。あれ川の中で魚おっかけまわして なーんも釣れん。」
伝説の釣師 Gさんと別れてキャストを繰り返すものの何の反応もなく、
いつしか湿原探索に変わっていました。
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そこで見つけたあしあと・・・・アメリカンプー・・・じゃなくて 野生のミンクです。まだ生々しい。
ミンクはかなり前から毛皮を獲るため養殖していたものが逃げ出し野生化しています。
結局きょうは何も釣れず、収穫は根がかりして引き上げたら流木にひっかかてたルアー1個。
今年も「さすらいのアングラー」試練の道をあゆむのでしょうか。
 *1枚目の写真の方と伝説の釣師Gさんはたぶん関係ありません。                                                                           <moyan>

by trlkushiro | 2009-04-14 14:09 | えとせとら  

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