ツルちゃん増えたのはいいけど 11月4日
ツルちゃん白・黒・赤 どこにいてもめちゃくちゃ目立ちます。
保護色ってなんですか・・・・?(牛にまぎれるとわからないかも)
ツルちゃんたち、夏のあいだは広大な釧路湿原で人が立ち入らないような場所で
日々をくらしていますが、不思議なことに冬が近づくと人里近くに寄ってきます。
また、タンチョウのシーズンがやってきました。
釧路の観光資源としての役割は大きくて、なんせここでしか見ることのできない
世界中のバードウォッチャーあこがれの鳥なのです。
それを目当てに国内はもとより海外からのお客さんを呼び込む貴重な観光資源
でもあります。
今はまだ刈り取ったあとのトウモロコシ畑に多くいるようですが雪が降って地面が
見えなくなると阿寒・鶴居の3大給仕場(阿寒ツルセンター・鶴見台・鶴居サンクチュアリ)
に合計で生息数の6割、約1000羽ほどが集まります。
11月からは給餌も始ったのですけど、地元ではちょっとした問題が持ちかかっています。
それはエサの量を2019年度までに2013年度の半分にしてツルちゃんたちを
北海道各地、いずれは本州まで分散させる計画です。
もちろん人の給餌にたよらず自然採取をうながすのもねらいです。
ただ、ツルちゃんたちもなかなか賢くてエサを探しに牛舎に入って牛をビックリさせたり
(そりゃビックリするよね)、そんなこんなで思惑通りにはいかないようなのです。
3大給餌場のひとつ阿寒ツルセンターもエサ(トウモロコシ)の半減は同様ですが、
ここはここで残念なことがひとつ・・・鳥インフルエンザの影響で「お魚タイム」の休止。
冬場に活魚を食することで体力をつけて春には産卵育児と繁殖の手助けをするために
ツルちゃんたちへ活魚の給餌を行っていました。
午後2時からはじまる「お魚タイム」はその活魚をめぐりツルちゃんと
オジロワシ・オオワシのバトルが始まり、オヨビでない?エゾシカやキタキツネも
このバトル中に現われて極東のワンダーランドは海外のお客様にも大人気でした。
BBCをはじめ海外の放送局も収録して世界中にその映像は流れ日本のPRにも
おおいに貢献したと思われます。
その「お魚タイム」がツルちゃんと他の猛禽類との接触をさけるために休止とは
観光業者としても残念なのです。
現在ツルちゃんの数は1800羽ほど一時は絶滅したと思われたタンチョウも
1924年に釧路湿原で十数羽が発見され、その後地元の農家の給餌で厳しい冬を
乗り越えて現在の数となっています。
自然が残されているからこそツルちゃんたちも居心地のいい釧路湿原で暮らせる
のでしょう。
野性動物は必ず居るとは限らないものなのですが・・・・。
このツルちゃんたちは数の多い少ないはありますが行けば必ずいるというのも
観光的にも心強いのです。
もし・・このツルちゃんがいなかったら?
冬の釧路の観光関連業者は「ぞっ」とすることでしょうね。
<moyan>
今回は様々な問題がある話しでまじめだったでしょ。
あちらを立てれば、こちらが立たず
こちらを立てればどこかが立たずといろいろ考えさせられます。
だけど、共通するのはみんなツルちゃん大好きなんですよ!
「ここ」にも当然つるネタありますよ!
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by trlkushiro | 2017-11-04 18:45 | えとせとら | Comments(0)